<6日目>2019年5月1日(水)
■行程: シンゲッティ→テルジット
シンゲッティを8時に出発。オアシスの村、テルジットに向けて出発!
旅程ではアタール経由になってたけど、アドラール地方の風光明媚な景色が見られる道を行くという。
まず、立ち寄ったのはサガン砦。1984年にフランスの映画の舞台のセットとして作られたもの。ジェラール・デュパルデュー、カトリーヌ・ドヌーヴやソフィー・マルソーなどフランスの有名な俳優が出演したそうです。

サガン砦の看板 
サガン砦の遠景
谷合いの轍のずっと先の左側にあるのがセットの廃墟。

望遠で撮るとこんな感じ。本物の遺跡と区別つきません!

アカシアの花 
浸食された岩肌
とげだらけの木、アカシアの花
このあたりは、アモグジャール峠と呼ばれる。アルジェリア国境から長さ5km?、標高1000mの、グランドキャニオンに似た細長い山。
通りがかりのオアシスの村。かわいい丸型の家が点在します。
この村は、EMAHAYRICHという名前の村で、観光客も多く立ち寄るそうです。

EMAHAYRICH 村 
丸い茅葺小屋

家族用ベッド 
「 トイレは外でしてはいけません。家でしましょう。 」
丸い家を近くで見ると、茅葺でできている素朴な家。
夜は、家族が外にある1つのベッドで眠るそうです。
このたて看板には、トイレは外でしてはいけない。家でするようにと書いてあるそう。
村を通り抜け反対側の崖から撮影。この近くには通信用の鉄塔が建っていました。

突然舗装道路に出た!この道路は、モーリタニア政府がセネガル企業と協力して作ったものだそう。

突然の舗装道路 
すごい景観! 
まるでグランドキャニオン!
まるでグランドキャニオン!いくつものテーブルマウンテン!
この道を脇に入った終点が、崖に囲まれたオアシス、テルジット。

テルジットの遠景 
テーブルマウンテンのふもとのオアシス
ここは、200年前からオーナーの家族が所有するオアシスで、年間を通じ住んでいるのは、同族の8家族のみ。8月には、デーツの収穫祭があるためたくさんの人が訪れ賑わうという。ここの息子さんが、以前Maanと同じ旅行会社に勤めていて、休暇のため夜戻ってきていました。
テルジットにはきれいな水が流れるピクニックサイトがあり、ここから170Kmほど離れたところから日帰りでピクニックに来ているモーリタニア人家族と、沢登りを楽しみました。ご主人は鉱山に勤めており、英語も堪能で大変歓迎してくれました。

オアシス 
魚が! 
澄んだ水 
砂漠の灌漑用水
泉には魚もいます。
常設のキャンプサイトは、泉から車で少し上ったところ。ここには、常設のテント4張、プール、水洗トイレ、シャワーがあります。残念ながら水着は持ってこなかったのでプール入れず。

客室テント 
大人数用テント 
ラクダ肉のパスタ
お昼ごはんは、ラクダ肉のパスタ。焼きそばに近い味で懐かしい味。
夕方涼しくなるまで、茅葺の応接間?で昼寝をしたり、ミントティを飲んだり、話をしたりして時間を潰します。ここは、電波も来ており、ネットも使えます。日本語→アラビア語の翻訳アプリを使い、オーナーとMaanを交えてちょっと複雑な内容の会話もしました。翻訳アプリは、アラビア語を表示できるけど、アラビア語を入力できないので、オーナーが話す言葉は、Maanが英訳しなければわかりません。内容は、日本人は、ほぼ単一民族なので、全てを話さなくても、相手が何を思っているかを理解することができる。空気を読む文化であるということを説明しました。オーナーは、モーリタニアでも昔はそうだったが、今ではいろんな血が入ってきて変わったと言っていました。

晩ご飯は、トマトスープ、サラダ、チキンを1羽使ったロースト、野菜のシチュー。テルジットのオーナーと、Maan、ナジィと一緒にローカルスタイルでいただきます。

豪華なディナー 
ローカルスタイルで
夜はテントを1つあてがわれ、蚊帳のテントを入れてくれました。テントを閉めると風がこなくて熱いので、あまり眠れず。
翌日は、とうとう最終日。ヌアクショットまで急いで戻り、16時までに空港に到着しなければならないので、朝食は5時。
