4年越しの夢、デビルズプールは想像以上に怖かった
<3日目>2018年12月30日(日)
本日は朝からホテルの無料アクティビティのローカルビレッジツアーへ。
ホテルから車で30分ほどの場所にある、空港までホテル送迎で来てくれたガイドさんの出身の村。
村の学校の入り口には女性の像が立っています。
日本で言う、二宮金次郎の像のようなもの?
この村の種族は、男の子はある年齢(15歳?)になると、同じ敷地にある、親とは別の小屋に一人で移るそうです。
その後は、ビクトリアフォールに向けて車で移動します。
道中、野生のキリンの集団が道路を横断しているところに出くわしました。
ここは、アフリカ。サファリに行かなくてもキリンが見られるすごいところです。
というか、今までアフリカには何カ国か行っていますが、サファリでキリンを見たことがありません。 前回も今回もザンビアの一般道でキリンに遭遇しましたが。。。
ビクトリアフォール&デビルズプールツアー
キリンにさよならして、しばらく車で走り、ビクトリアフォールに到着し、まずは滝を観光します。今年は、以前に比べて水量がかなり少なく、カッパの必要がないほど。
ザンベジ川はジンバブエ側の方が標高が低く、ザンビア側の水量が増すのはジンバブエよりも遅く、また、ザンビア側でザンベジ川から水を引き、水力発電に使っているから、水量が少ないそうです。
滝の水しぶきでナイフの刃のように滑ることから名づけられたナイフエッジブリッジも、全然濡れません。前回はカッパを着てても、はみ出た部分がここでびしょ濡れになりました。
しかし、こんな状況でしか体験できないツアーもあります。カヌーで川を上り、滝のふもとに上陸するツアーがあります。このツアーに申し込みたかったのですが、崖を降りるのがかなり危険で体力が必要とのことで、残念ながら行けませんでした。
さて、これからロイヤルリビングストンの船着き場から、デビルズプールのあるリビングストンアイランドへ渡ります。デビルズプールは、ビクトリアフォールの滝の先端にあるプールで、水量が少ないときにしか行けません。ビクトリアフォールの1・2を争う、人気のアクションで、日本人のように短期の滞在では、ホテルに到着してから申し込んでも、一杯で行けない可能性が高いので、ホテルを予約した段階で予め予約しておくのがお薦めです。
このツアーの参加条件は特になかったのですが、出発前に、同意書にサインさせられます。
そして、船に乗ってリビングストンアイランドに渡ります。到着してから貴重品を鍵のかかる大きな箱に収め、水着と防水カメラなどの必要なものを持っていきます。岩場を歩くので、足の裏が頑丈ではない日本人は、水に濡れても脱げないサンダルを履いていくのがお薦めです。
まずは、前と後ろにガイドが一人ずつついて、しばらく歩いて滝の流れ落ちる縁の方の岩場まで行き、順番で記念写真を撮ります。しかし、ここからデビルズプールへ行くには、滝に流れ込むすぐ手前の川を泳いで渡らなければなりません。流れも結構あり、足がつかないぐらいの深さもあります。浮き輪などもちろん使えません。数メートルですが、サンダル履きで泳がなくてはなりません。
流されたら、滝から落ちる!!!
そんな恐怖と戦いながら、川に入ると、思ったより自由が利かず、ちょっとパニックりなり溺れかけますが、なんとか渡れました。ツアー参加者の中には、泳げない人もいましたが、その人はガイドがつきっきりでフォローして何とか渡れました。
しかし、更なる恐怖が待っていました。デビルズプールは、滝が落ちる縁は1m幅ぐらいの浅い壁状の岩になっていて、その手前は水深4mほどの天然のプールになっています。その縁までは3mほど泳がなくてはなりません。先ほど川を渡るよりもずっと距離が短いのですが、なんといってもすぐそこは滝。。。ここでの恐怖は半端がなく、決死の覚悟で泳ぎ、縁までたどり着けました。
デビルズプールの縁では、ガイドが足を持ってくれて、下を覗けるぐらいまで体を乗り出して写真を撮ったりしますが、怖すぎて全然乗り出せませんでした。泳げなかった人は、ここではギブアップしてプールには入りませんでした。
ようやく目的を達成したけど、また川を泳いでもとの場所に戻らなくてはなりません。ガイドと泳げない人は、ロープの貼ってある場所を歩いて渡っていくようだったので、私も着いて行きましたが、ぎりぎり顔が出るぐらいの深さで、足場も悪く、ちょっと足を踏み外したらやはり流れて滝から落ちそう!
安全な場所に戻ったら、今度はツアー参加者とランチです。若干雨が降ったりもしましたが、テーブルはテントの屋根があるので、濡れません。
ロイヤルリビングストンが主催するツアーなので、ランチもきちんとしたものがでます。食事は、ツアー参加者とおしゃべりしながら、まったりとした時間を過ごします。ツアー参加者は、ドイツ人夫婦、ケニアから来た夫婦、イギリス人のグループ、我々日本人でした。
ザンビアのアトラクションの過激さは、前回のザンベジ川でのラフティングで、薄々勘付いていました。こんな過激なラフティングは、日本では講習必須だと思われ、こんな気軽に参加できたら死者がでそうなぐらいの過激さでした。
デビルズプールは、それほどでもないかも知れませんが、恐怖はひとそれぞれ。
平泳ぎが苦手で、高所恐怖症の私にとっては、死を覚悟して挑むほどのものでした。。。
こうして4年越しの思いは、予想外の恐怖を味わいながらも、一応の達成をみたのでした。